名称未設78y1

アスリートと食

アスリートにインタビューするとき、食生活についてどんな配慮をしているか尋ねてみると、必ずといっていいほど「栄養のバランスには気をつけています」と答える。

 アスリートでもそうでなくても、栄養のバランスが体にとってよいということは、誰もがわかっているはず。「肉ばかりではなく魚も食べる」「野菜は多め、脂分や糖分は控えめに」といった具合に、なんとなくこうすれば栄養バランスがいいだろうという漠然としたイメージは、きっとみなさんもお持ちだろう。しかし、具体的に何をどんなふうに食べればバランスがよくなるのか、理解している人は少ないのではないだろうか。
栄養バランスのよい食事とは、いったい何か。

 まずは、エネルギー源となる「主食」。主に米やパン、パスタなど糖質の含まれる炭水化物で、脳や筋肉のエネルギーになる。アスリートの場合は、これが体を動かすためのパワーをアップさせたり、競技への集中力を高めたりする役割を果たす。

 肉や魚などの「おかず」には、主にたんぱく質と鉄が含まれ、筋肉や血液を作り出す。これらはスピードやスタミナ維持に必要な栄養素だ。「野菜」や「果物」にはミネラルやビタミン、食物繊維などが多く含まれるため、体調管理には欠かせない。特に果物はビタミンCが豊富で、疲労回復の作用もある。「乳製品」はたんぱく質とカルシウムが豊富で、骨を丈夫にし、イライラも解消する。

 アスリートにとってもそうでない人にとっても、主食・おかず・野菜・果物・乳製品の5つの柱がしっかり揃った食事が、栄養バランスのよい食事といえる。アスリートの場合は、自分の体質や競技の特性に合わせ、必要に応じてそれぞれの量を調整していくのである。

 この5つの柱は、普段の生活でも応用できる。例えば、コンビニでランチを買う場合。おにぎりを3つ買うのではなく、ハム野菜サンド(主食・おかず・野菜)とブルーベリーヨーグルト(果物・乳製品)で、とりあえず5つの柱が完成。ファーストフードだったら、チーズバーガー(主食・おかず・乳製品)とオレンジジュース(果物)にサラダ(野菜)を添えればOK。できればポテトは避けておこう。あまり健康的な例ではないが、このように最低限の配慮はできる。

栄養学への関心が高いアスリートであれば、専門家のアドバイスや経験などから、どの食材がどのカテゴリーに位置し、どのくらいの栄養素を有しているかをだいたい把握している。

 そのため、やむを得ず炭水化物を摂り過ぎた場合などは、次の食事や間食で足りない栄養素を食事やサプリメントで補い、摂り過ぎた栄養素を控えるというような調節を、自分でも習慣的に行うことができる。

 自分の体質に合ったバランスを理解し、少しでも調整できるようにしておけば、「疲れやすい」「元気がない」「太りやすい」といった慢性的な症状も解消できるかもしれない。体質によっては、今よりもっと肉類が必要な人、より積極的に脂質や糖分を摂ったほうがいい人だっているはずだ。

 アスリートたちにならって、5つの柱を意識した食生活を送ってみてはいかがだろう。





ブログランキング・にほんブログ村へ
Category : Now
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。